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住宅ローン比較項目


住宅ローンといえば、「住宅メーカーがおすすめしている提携ローンを利用するか、別の金融機関の住宅ローンを利用するか」のどちらかになると思います。

というわけでここで、提携ローンと、提携ローンでないその他の住宅ローンの、ざっとした比較をしてみましょう。

・住宅ローンの申し込み先の比較・・・提携ローンの場合は住宅メーカーなどを通じて申し込めますが、その他の住宅ローンの場合は、金融機関に直接申し込む形となります。

・審査内容についての比較・・・提携ローンの場合の多くは、その住宅に対する審査・いわゆる物件審査は事前に終わっているので、あとは債務者本人についての審査のみとなります。これに対してその他の住宅ローンは、住宅と債務者、両方について「一から審査」ということになりますね。

・住宅ローンの融資額についての比較・・・提携ローンの場合、住宅チラシなどにも掲載されているように「頭金ゼロ」でもOKというものが多くなっています。これに対してその他の住宅ローンは、もちろん頭金ゼロでもOKというものも中にはありますが、やはり基本は「2割程度の頭金」が必要となるものが多いです。また、頭金が用意できているかどうかで、住宅ローンの金利そのものに差をつけている住宅ローンなども見かけますね。この場合はもちろん、頭金を用意できているほうが低金利で借りられます。

・金利の比較・・・返済当初の数年間だけを比較すると、提携ローンの金利のほうが圧倒的に低いケースが多いでしょう。しかし提携ローンは最初の金利優遇期間が終わってからの金利のほうが重要です。場合によっては、優遇金利期間終了後は相場よりも高い金利が適用されることも。この金利と、他の住宅ローンの金利をしっかりと比較して、どちらがおトクかをよく見極める必要がありますよ。

・返済パターン選びの比較・・・提携ローンの場合はこちらで「変動金利か固定金利か」などを選べる余地がほとんどなく、決まりきった返済パターンに当てはめられるケースが多いですが、その他の住宅ローンは豊富な返済パターンの中から選ぶことが可能ですので、自由度が高いといえます。

こうして見ると、申し込みの手軽さ・審査のスムーズさ・そして当初の返済負担の軽さの点では提携ローンに軍配が上がりますが、それ以外の点ではその他の住宅ローンが有利になりそうな部分もあるということが分かりますね。

忙しい人はついつい手間を惜しんで「問答無用で提携ローン」と考えがちですが、できるかぎり、他の住宅ローンとも比較して、「自分がなるべくソンをしない住宅ローン」を選べるよう頑張りましょう。

また、提携ローンかそうでないか、という点にかかわらず、すべての住宅ローンを比較する際において、保証料や繰上げ返済手数料・融資手数料の金額差や、ガンや心臓病などの特定疾病に対する補償特約の有無などについても、しっかりと比較・確認しておくことをおすすめします。

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