住宅ローンの保証料
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住宅ローンの保証料
住宅ローンの保証料
「借金をした人が、その借金を返せなくなった場合、代わりにその借金を肩代わりしなければならない義務をおった人」と聞けば、どんな言葉を連想しますか?
そう、連帯保証人です。実は住宅ローンでも、昔は連帯保証人をつける制度にしていた時代もありました。
ですが、住宅ローンといえば、言うまでもないほどに「巨額のローン」ですよね。この時代、誰がそんな巨額のローンを肩代わりするというような、多大なリスクを背負ってくれるというのでしょう。もし今でも「住宅ローンには連帯保証人をつけることが義務」となっていたら、多くの人は住宅ローンの利用そのものをあきらめざるを得ない状態になっているでしょうね。
ですがもちろん今は、そんな昔ながらの連帯保証人制度よりも、もっと画期的な保証制度ができています。それは「債務者が保証会社に一定の保証料を支払うことによって、保証人がわりになってもらう」というものです。つまり平たく言えば、「保証の世界をビジネスライクにした」ということなんですよ。
住宅ローンを貸す金融機関からすれば「個人の連帯保証人よりも、きちんと肩代わりしてくれる保証会社がある」という安心感がありますし、債務者にしても、保証料を支払うという金銭的負担は増えるが、その分連帯保証人探しに苦労しなくて済む、という大きなメリットがあるわけです。
もちろん保証会社も「保証料をもらえば誰でも保証します」というのではありません。実は住宅ローンの審査というのは、保証会社の「保証基準」が大きなポイントとなっているのですよ。保証会社が「この条件をクリアしていれば保証します」と金融機関側に伝えているものを、金融機関が受けて、保証のための審査を代行する、というようなイメージです。
さて、気になる保証料ですが、どれだけかかるかは、金融機関が提携している保証会社によって異なってきますが、「住宅ローン金額が大きく、返済期間が長くなるほど保証料も高くなる」というのはどこも同じです。住宅ローンの問い合わせを金融機関にした際は、保証料がどれだけかかるかというのもしっかりと確認しておきましょう。
保証料の支払いは、前払いで一括支払いするパターンが主流ですが、金融機関によっては、毎月の返済額に上乗せして支払うパターンを取り扱っているところもあります。保証料を毎月返済に上乗せする場合、だいたい年率0.2%前後となるケースが多いですが、たった0.2%前後とはいえ、その上乗せが住宅ローン返済期間中、ずっと続くわけです。「保証料上乗せ返済をすると、月々の返済負担が重くなる」ということだけは、くれぐれも忘れないで下さい。
あと、保証会社についてひとつ、勘違いしている方が多いのですが、「もし住宅ローンが返せなくなっても、保証会社が肩代わりしてくれたらそれで終わり」というわけではありません。保証会社は、金融機関に肩代わり返済した分を、あなたに請求してきます。保証を受けたからといって、そのまま住宅ローンの返済義務が消えるというわけではないのです。
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